「在来工法」と呼ばれる従来型の浴室の施工方法は、床や壁にタイルを1枚ずつ貼る工法でとても時間がかかるものでした。
そこで誕生したのが、あらかじめ防水性の高い素材で浴槽・床・壁などをユニット化しておいて、現地に運んで組み立てる工法です。
そもそも「ユニットバス」とは、こうしたユニット工法でスピーディーに組み立てられたバスルームを言います。
「システムキッチン」と同様に、基本機能をプラスしてセレクトしたオプション機能を搭載できることから「システムバス」とも呼ばれています。
ユニット式の工法は、もともとは東京オリンピックの際に超スピード工期で高層ホテルを建築する必要があり、そのために研究を重ねて採用されたものでした。
この浴室がトイレ・洗面と一体になった「3点ユニット」だったことで、いわゆる「ユニットバス」と呼ばれるようになったようです。
実際ユニットバスにはよくイメージされる「3点ユニットバス」もあれば、浴室と洗面が一体になった「2点ユニットバス」もあります。